「少し」先生にニワトリの育て方を聞いてみよう!!

「少し」先生にニワトリの育て方を聞いてみよう!!

 

わたくし、さちよんは「食べてください」といただいた有精卵を温めて育ててみました。ところが温め始めると分からないことだらけ!!解決してもすぐ疑問が出てくる。

そこで、とりっちで相談したところ颯爽と「少しさん」が現れて、いろいろ教えてくれました。

「ニワトリの卵の孵化の方法と育て方」をものすごくたくさん教えてもらったので、まとめてみました。
実際は私の疑問に少しさんが答えてくれるという形式でしたが、順を追って再編しています。文章中に出てくる「私」は少しさんのことです。

 

有精卵

卵は産卵後温めていない時期は休眠期になります。この休眠は通常1週間程度であれば発生に問題はありませんが、2週間以上になりますと孵化率が下がります。孵卵せずに常温でおいた場合最大20日間の休眠が可能なのです。

80%以上の孵化率を考えると産卵から7〜14日以内に孵卵すべしとされています。

 

孵卵については早く孵化させる目的であれば産卵後すぐに孵卵するのが上策であるが、丈夫な雛を排出するためには産卵から数日置いて孵卵したほうが堅強であると私は思います。

 

親鳥が既に温めていて、それを知らず取り上げた場合も低温にさらされますので中止となります。

 

休眠期間中も卵の中で呼吸していますので、例えば濡れティッシュで拭く、消毒をする…等の操作がありますと卵は呼吸が出来ず死に至ります。一般的にスーパーで販売されている生卵の多くは、食中毒(サルモネラ)予防の為に消毒され、洗浄されて出荷していますので、基本的に卵は死んでいる事が多いです。

卵は、卵全体が呼吸器官です。
皮膚呼吸をしているのと一緒で、ここに水が付く、結露して水滴が付く事も同様に、そうなると呼吸できずに死んでしまいます。
卵膜は浸透膜の一種で、空気のみを透過する超高性能の膜です。空気は通しますが雑菌や細菌を透過しません。ですから雛や胚は滅菌状態で発生することが出来るのです。
しかしこの膜は穴がとても小さく、ちょっとした水滴でも完全に詰まってしまいます。詰まると、表面上乾いているように見えてもいつまでも呼吸できないのです。
卵を洗うのならば、せめても次亜塩素酸ソーダ水などをしみこませて固く絞った脱脂綿などで表面を軽く拭う程度が限度だと私は推測します。これでも厳密に言うと孵化率は下がります。

一部孵卵中の良く陥る失敗例で、湿度が高すぎて卵の殻自体が結露し、卵が呼吸できなくなったと言う話もあります。

また卵が休眠期間中でも10度を下回る温度に置かれておりますと発生率がぐっと下がります。通常0度を下回る場所に置かれますとほぼ100%発生しないと言われています。

 

輸送時に強い衝撃が加わった場合も、胚が損傷し発生しないと言われています。
卵は強く振っただけでも中の黄身を包む膜が破れて死んでしまいます。
この臨界点が大体2メートルと言われています。大人の身長くらいから落ちたら大体ひびが入っていなくとも…と言う事です。

卵の温め方

温度 37.4度 安全&雌ニワトリの発生確率を高めるためには36.5度程度が望ましいでしょう。
湿度 50〜60%
孵化直前(孵化予定日3日前から)は60%〜70%
 

転卵は基本的にどの卵も1回に90度が理想です。中の胚が小さい時は180度でもいいのですが、胚が成長し大体孵卵日数の3分の2を消化すると体も大きくなってきますので、一度に180度回転させられると苦しくなってしまいます。腰と首が曲がった形で入っておりますので、回転角度によっては死に至る場合もあります。
転卵回数については、出来るならば1時間に1回程度が理想ですが、最低でも6時間に1回転卵をされると良いでしょう。

ただし、最長で12時間であっても孵化後の雛の性質に問題はないようです。
転卵頻度は、多ければ多いほど孵化率が上がります。
卵が片側から片側に移動するのに約30分ほど要します。

転卵の不備はペローシスの最大の原因と言われていますが、私が想像するに発生中期段階以降と考えるのが自然ではないかと想像しています。

 

最初の10日程度は保温むらがあっても中止率はさほど高くないですが、最後の7日程度からは抱卵成績が悪いとほぼ中止卵となります。

 

孵卵中に、38度になってしまったとしてもほんの少しの時間ならばなんとかなる可能性があります。38.2度で1時間程度ならそれほど影響ありませんが、38.9度で1時間は中止の原因になります。
♀を多く得たいならば、ニワトリの基本孵卵温度37.4度よりもコンマ5度平均して低い、つまり36.9度前後で孵卵したほうが♀の割合が多くなります。平均孵卵温度36.7度程度で維持できると理想です。

市販の孵卵器

家庭用の孵卵器もいろいろ販売されています。

  参考価格 特徴 備考
ぴよたま12 19,800円

● Sサイズの卵なら12個入ります。
● M〜LLまでは9個入ります。
● 出荷時の温度は37.8℃に設定していますが、+、-ボタンで調整可能です。
● 湿度は貯水式のため、湿度装置の故障が全くありません。
ファンによる送風で蒸散し、適度な湿度に保てます。
● センサーは日本製です。
● デジタル温度表示。
● ゆっくり時間をかけた、丁寧な転卵が特徴で、転卵による卵の破損や内膜破れなどを防ぎます。

 
リトルママ 16800円

特徴:ニワトリ卵3個、ウズラ,オカメインコの卵の大きさ 7個(特製卵座使用時)入卵可能。
大型孵卵器並みに孵化の3要素を全てICチップに記憶させました。
孵化を自動化するために初期設定・孵卵状況を常時チェックできる見易いLCDディスプレイ

● 温度 : 電子サーモで自動温度調節 さらにファンモーターにより器内温風循環
● 転卵 :1時間ごとの自動転卵  孵化末期にはマイコン制御で転卵を中断
● 湿度 :湿度保持のため湿度センサーにより給水マークをディスプレーに表示

有精卵での孵卵前に動作テストをおすすめ

自作の孵卵器

用具についてですが、今はちょっとした爬虫類専門店では爬虫類用のサーモを販売しています。こちらを使ってひよこ電球を制御されると良いと思います。
冷え症の方がよく使う足温器(家電量販店で安価で販売されています)の中の温度は実は37度から38度の間ですので案外使いやすい孵卵器(もどき)にもなります。もしお持ちでしたら温度計を入れて計測してみてください。利用できたらいいですね。

 

(さちよんは下記のようにして全体をバスタオルでくるみました。4月は足温器を下に敷きました。6月は足温器なし)

 

検卵の仕方

検卵の時には手を温水で温めて良く拭いてから行ってください。

 

  • 検卵する時の卵の持ち方は、とんがっている方が左右に来るように横に持ちます。こうすると気室が角の緩やかな方に少し空いているのが見えるはずです。

検卵をする場合は、まず光量の多い懐中電灯を用意します。次に光を通さないボール紙を用意し、懐中電灯の光が出る部分に包みます。この時、包んで光の出る部分は、ちょうど卵が置ける程度にします。
光量の少ない懐中電灯を使用する場合は、このボール紙部分の内側にくしゃくしゃにして伸ばしたアルミホイルを貼ると光量が倍になり見易くなります。
非常に光量の多い懐中電灯を使った場合、雛の体を透過して心臓の動きが見える場合があります。光を絞って、更に室内を暗くした場合ですが、これによって生きているか否かを判断する事も出来ます。ご参考まで。
こうやって作った懐中電灯式検卵器を、真上に光が行くように垂直に立て、その上に卵を載せます。光量が多ければ横からも観察できますし、光量が少ない場合は上から見ます。

基本的に1度の検卵で180度以上回しても検卵としては判定しずらいため、90度程度を目安に回してみてください。この時左右に揺らす事は、中止卵の可能性がある時以外はしない方が良いでしょう。強く揺らし過ぎても卵膜が損傷し中止卵になる可能性があります。

検卵は暖かい場所で、卵が冷えないように短時間で」検卵はすればするほど孵化率が下がります。
通常は、6日目、12日目、18日目に検卵をします。
18日目に気室以外真っ黒になっていたら転卵を中止し、最初の嘴打ちを待ちましょう。

 

  • 真っ黒で何も見えない場合、2通り考えられます。
    ・中止卵になっている場合。
    ・検卵方法の不備。
  • 中止卵になっている場合

  • 気室を守る卵膜が解けますので検卵をしても全体的に真っ黒に見えてしまいます。この場合は少し静かに揺らすと中の液体が動く様が見えるので判断できます。
    中止卵になると黒っぽくなります。とは言っても孵化直前も黒っぽくなるのですが…。

ニワトリの卵の成長スケジュール

孵卵日数については、孵卵温度が大きく関わってきます。
温度が低ければ孵化日数は伸びますし、温度が低ければ孵化日数は短くなります。

孵卵 卵の状態 備考
1〜3日  

発生初期段階です。
親鳥も午前中は温めて午後は温めない子が多い時期です。

都合により孵卵を中止しても特に問題はありません。
しかし、厳密に言うと、数パーセントなのですが孵化率が下がる事はたしかです。

3〜5日 黄身が少し肥大化してぽってりと上の方に寄った感じになった後に、小さな胚が見え始めます 発生初期で血管が見えにくい場合でも、胚が正常な場合は検卵すると卵黄も見えることで区別が付きます。卵黄は検卵しても少し黄身がかって見えます。
6日目 【検卵日】
血管が見え始めます。
(素人のさちよんには見えませんでした)
 
12日目 【検卵日】
雛は20分おきに寝たり起きたりを繰り返しますので、起きている時間でしたら活発に動く雛の様子が観察できます。
雛が寝ている時間でも、心臓の鼓動や血管に流れる血液の動きが観察できますので生きていると判断できます。
(素人のさちよんにも血管・目玉が見えました)
この段階で血管が見えない場合は発生しない卵(無精卵)だと言えます。
18日ごろ

【検卵日】
胚は気室以外の全体に達し、検卵しても気室以外が真っ黒な状態になります。
胚は雛になり、肺呼吸をはじめます。ピヨピヨと卵の中でもよく鳴きます。
気室が白っぽく浮かび上がり、雛の入っている方は全体的に黒っぽく2層に見え始めるのも特徴です。

少し光をずらしながら検卵すると気室ギリギリの所にある血管が観察でき、血流が見えたりします。
この時期になると孵化直前ですので転卵は中止します。
卵の中の雛は卵の中の気室の方に嘴を向け肺で呼吸するようになります。この時期に無理に転卵をしてしまうと、無理に肺が圧迫され、呼吸出来ずに雛は死に至り中止卵となります。
揺れて卵が逆さにならないように気を付けてください。

 

優しく90度転卵しましても、軽く戻る様な仕草があります。
ですから、こう言う卵は無理に転卵させないでください。

20日ごろ

気室の側に向けた嘴で少し殻に穴をあけます。
この状態が嘴打ちと呼ばれます。

湿度は60%〜70%に維持してください。
はしうち(雛が内側から殻を割ろうとヒビを入れる事)が始まると同時に卵の中の雛の羽も徐々に乾燥するため、湿度が低いと羽が卵の殻にくっついてしまい孵化できないためです。

最初のはしうちがうまくいかないと(卵膜に穴が開けられなかったり、折角開けたのに卵膜が雛の鼻穴にくっついて呼吸を阻害されるなど)苦しいので雛は1個以上の嘴打ちをするものです。この場合は親鳥が嘴打ちの手助けをして雛が窒息するのを防いだりしますが…人間はあまり手助けせずに自然に任せた方が安全です。

21日ごろ 最初の嘴打ちがあってから通常24時間以上後に、雛の孵化が始まります。

最初の嘴打ちまでは胚は胎盤を通して呼吸しているのですが、肺呼吸に切り替わるこの嘴打ちの後に、雛は胎盤と黄身の残り(ヨークサック)を腹壁内に吸収するのです。
それに大体12〜24時間ほどかかります。ヨークサックの吸収が不全な状態で殻を剥かれてしまいますと、同時に腹壁も損傷してしまい死に至ります。
親鳥はこの絶妙の力加減を雛と相談しながら行い、上手に孵化を補助してくれます。私の経験ですと大多嘴打ちの半分程度は親が補助してくれているようです。

もちろん気の長い親鳥は自力で孵化するのを待つ子もいますし、せっかちな子は大半の嘴打ちをやってしまったりします。これは非常に面白い光景です。

そもそも雛は元々自力で抜け出る力があります。介助は必要か否かは、本来であれば必要無いのでしょう。しかし親鳥は凄いなといつも孵化には舌を巻きます。
最初の嘴打ちで卵の殻に小さな穴を開けた雛は、頻繁に呼び鳴きします。この頃によく声をかけてあげると人によくなつくニワトリになります。ニワトリは耳からも刷り込みされているようです。

(さちよん家では1羽は自力孵化できなく、人間が補助するしかない状況でしたが、兄弟が殻を剥いてくれました)

初生雛の育て方

孵化後2週間までは、温度と湿度が重要です。
この時期の死亡原因は、ほぼ温度管理になります。
仲良くしたいからとよく触ってしまい、寒さに充てられて死ぬ子が多いです。

 

36度は、最低でも1週間以上は必要です。
孵化から12時間程度すると羽が乾燥してきますが、まだ孵化からのショックが大きいのでよく動き回ると言う事はないでしょう。
ですから孵卵器の中でも問題がないですが、孵化から24時間程度経ちましたら育雛箱にうつしてあげたほうが良いです。

育雛箱は湿度50%程度で構いません。温度は変わらず36度程度を維持して下さい。

 

下には焼いた砂などを敷いてあげると消化の助けになります。
また羽を清潔に保つ事も出来るためにお勧めします。
ガラスの破片の入っていない山砂を、フライパンでよく熱し、その後冷まして使う方法が古くから使われてきましたが、砂よりも鹿沼土(細か目)を同様に焼いて使う方法が良いと言う飼育者もいます。どちらも糞をよく吸着してくれますので清潔に育てやすいです。

ひよこの鳴き声によく注意してあげて下さい。
ひよこは寝ている間もよくピヨピヨと鳴きますが、とても大きく鳴く時があります。
これは、何か助けを求めている時です。聞き逃さないようにしましょう。
主には、水につかって羽が濡れてしまった時、寒い時、喉が渇いていたり餌が欲しい時、どこかに挟まって動けなくなってしまった時、そして寂しい時、怖い時。
兄弟といれば寂しい怖いと言う理由で大きく鳴く事は少ないですから、何かの理由を探してあげて下さい。

 

人間の手のひらの表面温度は大体32度前後と言われています。
この温度ですと雛には若干冷たいのです。
通常母鳥は38〜9度が平熱ですから、雛は刷り込みを受けた親に対してすり寄って温めてもらおうとする本能があります。この時期にほおっておかれてしまうと人と距離を取った子に育ちます。

例えばホッカイロなどでよく手を温めてから触ってあげる、室内を暖めて(熱いくらい)触ってあげる、もしくは胸のあたりの一番暖かい所に、ホッカイロなどで補助しながら温めてあげる…等でしょうか。

この頃の雛鳥は、寒くとも自分で体温を上げる事ができませんので、体温が下がると即食滞の原因になってしまいます。これらを防止するために、バードベネバック等の鳥由来の乳酸菌を使うと効果的だとする文献もあるのですが、すぐに手に入るものではないですし、私はニワトリの場合はエビオスで十分ではないかと思います。

 

もちろんご存じとは思うのですが…ひよこは最初に動く物を親だと思い付いて行きます。この時期からの刷り込みには力を入れてください。この時期で今後の人と鳥の関係が変わってきます。

雛の時期は、ネズミも大層な脅威です。

 

1週間後からは、雛の様子を見ながら徐々に1〜2度ずつ下げていくとよいようです。
生後1週間を過ぎましたら、湿度についてはそれほど加湿する必要はないようです。

ひよこのえさ

もし床をつつくような動作が始まったら餌を食べようと言う仕草ですから雛用の餌をまいてあげても良いでしょう。

餌は小さな皿に、ひよこの餌、細かく刻んだ野菜、昆虫類などを上げれば、最初からそいう物が食べられますので餌についてはインコ類のようにあまり心配する事はないでしょう。

水にお気を付け下さい。
かなり浅くしていてもひっくり返して体が濡れてしまったりすると死ぬ原因になります。
良い水飲み用の容器をご用意ください。鶉用などで販売されている口の小さい物が良いでしょう。
もしくは金網に差して使うバナナ型の水飲みでも代用できます。倒されないようにご注意ください。

 

エビオス(ビール酵母)も良い添加物の様です。

 

ニワトリの飼い方

また、一般的なニワトリは、♂1羽に対して♀5羽のコロニーで生活しています。また雄ニワトリが警戒音を出してくれますから、♂♀いると強いです。

ニワトリはそれほど歩きませんから一度縄張りを決めると柵が無くとも出ていきません。だからニワのトリと呼ばれる訳ですが。

 

ストレスは産卵障害をもたらします。
ニワトリは初年度に大量に産卵するように改良されていますので、過度のストレスは卵詰まり等を引き起こす可能性も無きにしも非ずですから。

特にニワトリは、生物として夕方の5時からは安静期に入ります。
ねむりのリズムですね。
このリズムを崩される事は生き物の根底に関わります。
たとえ日が高くとも5時を過ぎない様にと先生に怒られたとでも言ってみてください。

雄ニワトリの無駄鳴きの原因の一端もあると言う話もありますから、接触制限を設けるのは充分重要なことと私は考えます。

こけ、こけくらいなら♀もいいます。
雌は産卵前後にこけーーーーーーー!とか、こっこーーーーー!!とか結構甲高く鳴く子が多いです。おおむね産卵後が多いみたいですが。

それに引き換え、♂はほぼ2時間おきにこけこっこーーーー!と鳴くのは皆さんご存知ですね。
これが昔の日本の時間の概念、1刻(2時間)と合っていたので、昔のニワトリは日本では時計の様な物でした。以前はこの習性を取って一刻鳥と言われたりした物です。
ちなみに雄は大体今の時期ですと午前3時から鳴き始め、午後6時くらいまで雄叫びを上げるようです。

ニワトリの餌

どうもペレットを与えている方達の話を読んでみると、普通のオカメインコ用無着色タイプのズプリームが高評価を得ているようですね。それとトップオーガニックペレットの独特の牧草臭も好まれているようです。
これらのペレットは主食と言うにはほど遠く、例えば人間で言う所の白米の様な位置づけで使われている方が多いようです。
原則これを主に与え、副食として野菜や肉、昆虫などを与えると言う食事が適しているようです。

 

ニワトリはかなり肉(魚肉ニワトリ肉豚肉の別を問わず)を好みます。肉については一番最適なのはニワトリささみのひき肉なんだとか。
体質維持や体力補給に、動物性タンパク質はかなり重要だと私も想像しています。
煮干しやシラス(塩抜きの為に湯通しをする)等は基本食として与えている愛ニワトリ家の方が多いです。

さらに突き詰めて、ニワトリ肉を与えている方もいます。

ただしニワトリ卵は出来るだけ与えるのを避けてください。食卵の誘引になる場合があります。
特に動物性たんぱく質が枯渇していると食卵癖が慢性化し改善しにくい悪癖になる場合があります。
ニワトリ卵を与えるならニワトリ肉を与えてください。

 

注意点なのですが、これからは卵の殻をカルシウム補給に与えたり、体力補強の為に茹で卵を与える…など、卵に関係する食品を与えない様に注意して下さい。
ギリギリパン程度なら大丈夫ですが。

卵を食べて育つ雛は、卵を産卵した後その卵を食害する傾向にあるようです。

 

豆腐は量を与えると食滞を起こすケースが報告されています。しかしニワトリには大変好評な食材だと言う事です。
おやつ程度に与えてください。
トマトについては、私は信じてはいませんが一説にはトマトの中にニワトリには若干有毒な物が含まれているという説があり、避ける方が賢明と言う話もあります。

 

赤唐辛子やパプリカはニワトリに最高の野菜です。
鳥類には口腔内に痛覚がないので辛味を感じないのだとか。
赤トウガラシに入っているカプサイシンなどは病気や体内の寄生虫にもある程度作用すると言う話があるので、ちょうど今苗の時期ですしとても丈夫ですから1株ほど庭の一角に植えて与えて赤くなったらあげると良いかもしれません。(その前に自主的に収穫してくれるでしょうが)

 

一般的な園芸の種は、種子に防虫処理されています。
ニワトリが植えたばかりの種を食べてしまう、もしくは発芽したばかりの芽を食べると防虫剤を体内に取り込んでしまい危険です。
一般的に発芽したばかりの野菜を食べる等が今ブームですが、こうして食べる物は「スプラウト専用種子」として販売されていて、防虫処理されていません。

せめて草丈が3センチまで育たないと薬品の影響はあるようです。
薬の影響さえなければ、自由に食事させてあげたいところですね。

発酵飼料は……多分人気がないでしょうね(汗)
あの酸性の臭いが、自然界では危険の香りですから本能的に避ける性質があります。一般的な養鶏業界ではかなり初期から食べさせて慣らしていますが…
上手にならしたい物ですね。

 

ニワトリの飼い方

ニワトリの糞で一番臭うのは盲腸便です。日に数度しかしないのですがかなりくさいのですよね。盲腸便は朝晩よく生産します。
私は猫専用のおからの猫砂を敷いたりして匂いには対処していますが、外となるとこれも難しいですね。
昔は切った藁を敷いて、毎日交換。交換した藁は一角に集めて発酵させ(発酵臭は強いためある程度密閉できると良い)たい肥として利用していました。

 

米ぬかを敷いている養鶏場を知っていますがかなり脱臭に効果があるそうです。
敷くまでの量が得られなくとも、もしお近くにコイン精米所があれば米ぬかを得る事も不可能ではないでしょう。
もしくはご家庭で食べる米を玄米にして、電気屋さん等で売っている家庭用小型精米機を使用し、精米後の米糠を与えると良いです。
米ぬかはビタミンBの塊ですから、鳥種を問わず是非与えてあげたい物です。

もしふんだんに米糠を得られる環境があるなら、是非下に敷いてあげたい物ですね。
米糠はよく水分を吸ってくれるのでべチャッとした盲腸便も排せつした途端にコロコロと固めてくれ、毎朝庭に話す時に熊手のもう少し目の細かい物で飼育小屋を掻くだけで固まった糞が集められるので掃除も楽なのです。掃除後に米糠を補充します。
雨が吹き込む環境の場合はあまりお勧めできませんが、庇を大きくして雨が吹き込みにくい小屋にしてあげる等の工夫があると良いかもしれません。

ワクチン

ワクチンについては、あまり神経質にならずに居られても良いのかと思います。
毎日よく日光を浴び、新鮮な野菜や虫を食べ、風を感じているニワトリは殆ど病気に感染しません。

 

あまり前向きな病院は多くないかと思います。
多くの獣医に「家庭で飼育しているニワトリにワクチンを接種させたいのですが…」と聞くと、「必要無い」と言われます。

レースバト飼育・養鶏をされている方と懇意であれば若干融通してもらえるかと思います。

 

飲水用のワクチン効果が切れるのは3カ月。ですので3カ月ごとに接種する必要があります。
注射用ですと、一応6カ月に1回。ただし有効ワクチン効果期間は1年です。おおむね鳩をされている方はこの注射用のワクチンを使います。

個人的見解を言えば、食事と運動、そして日光浴を欠かさなければ特定伝染病にはかからないのですが…ご近所様への配慮は大事ですからね。
基本的に雛が死ぬ一番の原因はニューカッスルですから、まずはニューカッスルだけでも予防出来れば良いかなと思います。

 

雄ニワトリの喧嘩防止

ペットとして飼う場合、飼い主の精神的負担を考えるとお勧めしません。

 

まず一つ目は、今のうちに嘴を切ってしまいます。
こう言う飼育は平飼いの採卵ニワトリに多く使われていますが、小さいうちに嘴を3分の1くらい切って丸めておくと、お互いにつつきあっても酷い怪我にならないので同居が可能です。

 

同時に、蹴爪(かかとにある爪)と、ニワトリ冠を切ります。
まだ小さいうちが切りどきです。
牛の角切りと一緒で、有精卵の採卵農家では比較的多く導入される管理方法です。
断冠(ダンカン)と言います。
ニワトリは赤い物をつつく習性があります。
そして♂同士はニワトリ冠の大きさで競い合います。このニワトリ冠がある事が鳥同士の喧嘩の一番の理由だったりします。

しかしこのニワトリ冠と言われる肉瘤は比較的出血し易くつつかれる事によって容易に死に至ります。

断冠は、おおむね2週齢程度のまだニワトリ冠の大きくならない時期に、ニワトリ冠の出始めを根元から切ります。
この時期ですと殆ど出血しません。また雛も殆どいたがりません。

そして嘴の切除については、出来ないと思います。
雛のうちなら痛みはほとんどないと言われていますが、一度切除するとその部位は伸びませんから、野良で駆け回る子は不自由な事が多いでしょう。

 

断冠ですが、一番お勧めの器具は、女性用の眉毛切りです。
先っ緒が良い感じにカーブしており、また非常に切れ味が良いのでお勧めです。
よく焼いて消毒…と言いたいところですが、この手の薄い刃物は火であぶると膨張して精度が落ちるため、私は無水アルコール(薬局で売っている99.7%程度のアルコールです)に30秒ほど付けて殺菌すると良いと思います。

切る時は、慣れていない人は2人がかりでされると良いと思います。
補綴する係の人は手で包み込むようにすっぽりと手の中に入れ、目も包み込み嘴とニワトリ冠が出る程度にしますと動けなくなりますので危険が少ないです。
ニワトリ冠は出来るだけ根元から。
少しでも元を残すとその部分だけ残って成長した時に伸びてきてしまいますので(成長後に切除する場合は外科手術が必要)綺麗にきりましょう。

通常は、養鶏の孵化業者に頼みます。ひよこ鑑定士や選別師等が断冠します。
ですから獣医でした経験のある方は多分いないでしょうね。

血はほとんど出ませんが、小麦粉を付けると言い…等と言います。
養鶏場では赤チンを塗ります(笑)
少しは出血しますから、そうですね、私のお勧めは犬猫の止血剤の「クイックストップ(1000円前後)」を塗ってあげればすぐに出血は止まります。

 

蹴爪は、♀同士でも引っ掛かって思わぬ怪我をするものです。
私のお勧めとしては、蹴爪くらいは処理しても…と思います。
蹴爪も雛の時期でしたら同様にハサミで安全に切除することが可能です。

 

オスもすごく人懐っこくってかわいかったです。小さい頃から子供と遊ばせると子供を襲わないと聞いていたので近所の子供と遊んでもらいました。おかげで子供は襲いませんでしたが成長してから犬と対面したら犬を襲ってました(涙)

3ヶ月目位から「くーくーぱー」と泣く練習をし始めます。

食べる量も糞の量もメスより多いです。

メスは少し慎重ですが、1羽で飼うとすごくなつきます。

その他

野鳥が庭の敷地内で死んでいた場合は、ニワトリは庭を散歩させず、すぐに保健所に通報して死骸を回収してもらい(原因究明の為にも自己処理は危険です)回収後はその付近は石灰消毒をなさる事をお勧めします。

 

 

とこれだけのことをそれぞれのタイミングで教えてくれた少しさんに感謝です。